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随筆2026.10.27更新 2026.10.27

ハッキング問題

近頃、AIによるサイバー攻撃が、世界中で大きな社会問題となっている。とうとうAI開発による実害が日常生活に支障をきたすレベルで起こるようになったことで、この先一体どうなるのだろうかとさまざまな意見が飛び交っている。
その中でよく言われているものの一つとして、AIによるシステムのハッキングを完全に防げないレベル、それこそGAFAクラスのサービスがハッキングをされて顧客情報を漏洩させられるようになれば、もはやインターネットとそれに付随するサービスが壊れてしまうのではないか?と。
特に心配されているのが金融機関である。金融システムがハッキングされてしまえば、どれだけの金持ちであろうと全ての金融資産を失いかねない。それを避けるためには、AIの入ってくることができない物理的なアナログシステムに戻すしかないじゃないかと。
実際、ここ数日でいくつかの証券会社が実際にサイバー攻撃を受け、自動取引をされて損害を受けたというニュースが報道されている。全く笑えない状態である。
そこで、私が思うに、このまま人類はデジタルシステムからアナログシステムへの回帰を強いられることになるのだろうか?そうはならないのではないか?と。
ここまでの話だけを読めば、あるいは現在のAIの圧倒的成長速度を見れば、100%あらゆるサービスをハッキングできる領域に達してしまうから無理だろうと思われるかもしれない。
しかし、そのAIを生み出す資金を出しているのは一体誰かと考えれば、世界中の大企業や金融機関である。当然ながら、ハッキングして真っ先に狙われるのは、資産の大きい部分からである。我々庶民のような端金しか持っていない口座から狙うよりも、同じシステムにあるのなら、大量の資金を狙う方が合理的なのだ。そう考えると、これ以上AIに資金を投入し続けるというのは、資本家自らの首を絞める行為になるというわけだ。儲からないどころか、資産をゼロにされかねないのであるから。
つまり、これからの時代に起こりうるのは大きく分けて二択である。インターネットの崩壊か、AI投資の強制減速による第四次AIブームの終焉だ。
どちらに傾くのかはわからない。しかし、このままいけば、AIはどれだけ資本を持っている人間であっても制御できない存在になるということだけは間違いない。世界の資産家たちが保身に走るか、さらなる利益を求めて投資を続けるか、非常に興味深い歴史的瞬間を人類は今経験している。